異世界魔法は遅れてる! 5 / 樋辻臥命

 

レビューという名の感想文です。

 

mako0079.hatenadiary.jp

 

 

リリアナをいろんな意味で救った水明一行はサーティアス連合へ。

そして、その連合で召喚された勇者が、水明の幼馴染の初美であった。当然、向こうもびっくりするだろうと思ったものの、実は記憶喪失で、初美は水明のことを覚えていないという事態に。

初美が滞在する宮殿に二度侵入し、記憶喪失は治せなかったが、誤解を解くことができ、ある種の共闘へ。

その直後に、サーティアス連合へ魔族の侵攻が再開され、初美たちの勇者パーティを含むサーティアス連合の軍が迎え撃つ。が、勇者とパーティメンバーが分断され、もう終わりと覚悟したところで、フィルメニアの白炎で魔族をなぎ倒し、水明一行と冒険者ギルドが救援に到着。

水明は初美の救出に向かい、そこに現れた魔将と戦うことに。

水明と初美の共闘により魔将を撃退するものの、そこに龍人ドラゴニュート)が勇者を奪いに襲撃。

というところで5巻は終了。良いところで終わりますねぇ。

黎二たちもこの巻でサーディアス連合へ向かうことになるのですが、向かうことになるだけの話しか無いです。

3巻から出てきた救世教会の皮を被った反女神教団(だったかな?)もいろいろ絡んできて、最後に襲撃に来たりするので、かなり重要な登場ですかね。

あと、魔族サイドの御前会議みたいなものが入っているので、魔族サイドの事情も結構わかりますね。そこに想定外のろくでもないのがいたりしますが。

今回は重要な戦闘シーンが後半に詰め込まれていてワクワクドキドキの展開がすごいです。

初美と合うための侵入作戦も1回目は結構大暴れしてくれますし。

半分以上は日常回という感じな気もしますね。フェルメニア、レフィールを始めとして、リリアナやギルドマスターに翻弄される水明が面白いです。鈍感主人公なので、全く察してくれませんが。

この巻も非常に面白かったです。

実際に読んだのは1年以上は前(現行最新刊である9巻まで読んでる)なので、このレビューを書くのに一部読み直すのですが、そのまま読んでしまって気がついたら時間が過ぎてるんですよね。面白いのがいかんです。