レビューという名の感想文です。
前の巻は以下のリンクより。
城を出て王都に降り立った水明は、冒険者登録するべく冒険者ギルドに行き、ヒロインの一人であるレフィールと出会い、それから定番の他の冒険者に絡まれるというノルマをこなして、ランク測定に挑みます。あっさり無双したものの、目立たないようにランクを低く設定させる暗示を行って、冒険者登録が完了。
その後、商隊護衛のクエストに参加。そこでレフィールと再び合流。その商隊が魔族に襲われ、敵将であるラジャスがレフィールを知っていたため、襲われた責任をレフィールに被せられ、レフィールが追放されます。商隊や護衛の態度が気に食わなかった水明は、レフィールについて行くことにし、そこで水明はレフィールの体に刻まれた呪いを知り、応急措置を行うことに。
その後、商隊はラジャス率いる魔族に襲われ全滅。レフィールへの恨み言をつぶやきながら。
レフィールがラジャスと対峙し、ボロボロになり、まさに敗北しようとするところで、颯爽と水明が登場。進行先に居た数万の魔族の軍勢のすべてを討伐した上で。
水明はレフィールに説教かまして、ブチ切れて、全力でラジャスを殴りに行くことになります。そこにいろいろと目が覚めたレフィールも秘めた力を一気に出してラジャスと対峙することに。
ラジャスはボロボロになりあと一歩で敗北するというところで、空へ逃げるものの、水明の強大な魔術によって討伐されて、2巻は終了です。
ほんと水明の無双っぷりがかっこよいです。レフィールの呪いやらラジャス戦で諦めたのを奮い立たせるような説教も良いです。
レフィールはレフィールできっぷの良さがよいですね。呪いが可哀想過ぎますが。
水明が動いている裏では、水明の二人の友人、黎二と瑞希も姫様のティターニアとともに魔族討伐してたり、地味に水明が魔族への囮として使われていたりして、ブチ切れて救出に行こうとします。商隊が襲われたのはレフィールのせいではなく、王国側の問題だったのです。
この二人のルートは、現状真面目な話ではなくコメディルートになってますね。中二病だのティターニアが地味に強いだのとかいう話が出てきます。
シリアス一辺倒ではなく、所々にいい感じで入ってくるコメディ要素が良いです。
あとは1巻の時にも書いていますが、各種魔術ネタが良いです。ワクワクします。
ほんと面白かったです。