レビューという名の感想文です。
前の巻は以下のリンクより。
魔族との戦闘が終わり、黎二に魔術師であることがバレた水明。
とは言え、黎二はそこまで気にするような人ではないので、いつもどおりに。
拠点に戻って、プール回。プールでみんなでわちゃわちゃすることに。水明は最後ボロボロですが。
魔族との戦闘に行く前に発生していた勇者エリオットの救出に向かうことに。
黎二たちも合流して、相手はハドリアス公爵。ハドリアス公爵は七剣最強の第1位。
途中でゴーレムが出現し、いざ戦闘開始というところで、イオ・クザミが瑞樹に戻ってめんどくさいことに。
それでも無事ゴーレムを撃破し、ハドリアス公爵の後ろにいる黒幕を呼び出し、戦闘は終了。
黒幕は普遍の使徒の頭目であった蜃気楼の男。しかして正体はゴッドフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツであった。
魔族や邪神については水明の力が足りず、一度現代に戻って力をつけてこいと示唆され、勇者サイドは撤退することに。
そして、帰還の魔法陣が完成し、現代へ転移したところで、8巻は終了。
まぁしかし、こんなところでライプニッツが出てくるとは。コンピュータ関連の歴史に興味ある人なら名前は知っているかと思います。二進法とか計算機とかで名前が出てくるんですよね。
プール回は1章分丸々使ってわちゃわちゃしてましたね。お約束のポロリもあるし。
初美の使っている剣術のとんでもなさの説明が出てきた上に、その父親は更に強いっていうろくでもない話まで出てきます。
この作品は、異世界よりも現代のほうがチート持ちじゃないかというレベルの化け物が跳梁跋扈している作品なので、水明が異世界でいくら強くても、現代にいくとそこまでのレベルじゃないっていうのが、ある意味面白いところかと思います。
初美も勇者力を貰っている上、元々トンデモ剣術使えて、館を切り裂くことが出来そうと水明に言われているものの、その父親は高層建築を真っ二つにするとかなんとか。
水明の父親もとんでもない化け物で1巻で出てくる魔将なんかワンパンで倒せるレベルらしいですしね。
そういった化け物共(今回出てきたライプニッツも含む)と比べて、水明が相対的に弱いというのが、異世界無双系にしては珍しいパターンかなとは思います。
この巻の見所はプールでのポロリ(挿絵もあるよ)と、瑞樹が戻って黒歴史再びというところでしょうかね。楽しいところです。
そんなこんなでようやく現代に戻れたので、次は現代編です。