こちら討伐クエスト斡旋窓口 2 / 岬イタル

レビューという名の感想文です。

 

 

いろいろトラブルに巻き込まれた主人公ノアですが、冒頭から早速巻き込まれます。

以前に保護した少女マルモ(1巻冒頭)がいきなり誘拐されます。マルモの救出に向かおうとすると、同じ相手に仲間を誘拐された女冒険者も一緒になって誘拐犯の拠点へ襲撃。無事、マルモも女冒険者の仲間も、更に今まで誘拐されていた面々もまとめて開放。

この女冒険者、結構いいキャラだと思うんですが、巻頭のカラー絵にも出てきたのに、これ以降出番なしという…。もったいないなぁ。

それから、冒険者ギルドと魔術ギルドの共同で、冒険者にステータスカードを作ることになって、開発段階で結構手間がかかったり、スキルを知らない人がスキル見つけたり、数値に文句つけたりと、ちっちゃいトラブルが発生するものの、実質日常パートです。

この辺はのんびりと読んでいられます。一触即発のピリピリした場面もありますが。

最後は魔術による詐欺が発生。その対処を行って完了したと思ったら、更にでかい案件に巻き込まれたり、マルモまでも巻き込まれたり。

上位スキルに目覚めた(一応、巻頭でその話はある)ノアがその力を使ってマルモを救出するシーンは良いです。かっこいい。

最後に商業ギルドを救うために、別の街に行くことになります。

続きは3巻で…なのですが、3巻出てません。もう出ないかと思います。面白かったのにもったいないです。

この作品は、鑑定して見破るというのが主体で、そのシーンがかっこよく書かれているのが良いです。

3巻読めればなぁと思うぐらいに、続きが読みたい作品でした。