ここは異世界コンビニ デモン・イレブン / 大楽絢太

 

レビューという名の感想文です。

 

 

コンビニが店員まるごと異世界転生したものの、現地民に受け入れられて、店員たちが右往左往する物語です。

現地民が魔法を使って暴れたり、盗みで盗賊スキル使ったり、サブタイトルのように立ち読みで回復魔法使って頑張ったりとか、そういう基本的に迷惑なお客さんばかりが来店します。

ついでにトラブルも持ち込まれるので、店員たちが起点を利かせて、対処して解決していきます。

ただ、本部から売上出せなかったら店が潰れるという話になっているので、なんとかして売上を上げるために、コンビニ範疇を超えたサービスをしたり増やしたりしていきます。

なんとかかんとか 売上を上げて、査定のランクを1個あげて首の皮一枚繋がったところで終了です。

本編については立ち読み対応だの、商品が足りないだの、バイト足りないから面接するだのとあるんですが、そんなことより個人的には問題があります。

現代側の、特にヒロイン達がろくでもないのです。

ヒロインの3人の女の子の内、二人がとにかく嫌になります。

一人はツンデレなんですが、ツンデレってこんなにムカつくものだったかなと思うぐらいにムカつきます。

もう一人は天才キャラですが、わがままな上に店員としては無能。でも天才だから常に上から目線。ほんとイライラします。

もう一人はかなり軽いけど、ほか二人に比べるとちゃんとしたヒロインです。結構しっかりしていますし。

店員には他に一日店長として来てたばかりに異世界店店長になってしまったアイドル声優も居るんですが、可もなく不可もなく。めんどくさい事から全力で逃げますが。

そんなろくでもない店員を主人公が右往左往してなだめてまとめて仕事をこなしていくのです。更にろくでもない客をさばきながら。

基本的にはギャグです。異世界住人は常識が違うキャラということで、トンデモ行動は気にならないんですが、現代側のキャラのろくでもなさが鼻について仕方がないですね。

面白くないわけではないけど、キャラがほんとに駄目という感じでした。