レビューという名の感想文です。
鑑定能力持ちの異世界転生した主人公が貴族の庇護のもと、ギルド職員として活躍していくお話です。活躍しすぎて狙われたりもしますが。
現世での営業スマイルと鑑定能力で活躍だけではなく、魔力は高いし、精霊も味方につけるしで、実質チート持ちですね。だからといって戦闘能力がそこまで高いわけではないです。
物語としては、基本的にお仕事での日常系ですね。
ギルドの窓口の仕事、鑑定能力を使った鑑定所の手伝いが主となります。
そんな仕事を普通にしてたはずなのに、結構偉い貴族や皇族なんかとも絡まったりします。窓口としても優秀なので、高ランクの冒険者にも信頼されて助けられたりもします。
そもそもとして、主人公を庇護している貴族が、かなり有名人でお偉いさんなので、貴族絡みで困ったことがあっても、その後光で対処可能なのです。
後半は最近急上昇のパーティに発生したトラブルを対処することになって、がっつり巻き込まれて、結局死にかける羽目に…。
文章はとても読みやすいです。テンプレート的なモブが多々出てきて定番の事件を起こしますが、特に違和感や飽きも無くスラスラ読めて、面白いです。
主人公の立場や能力的に事件に巻き込まれやすいので、何かしらトラブルが発生するのですが、周辺の友人たちや本人の能力でサクサクっと解決していくのも楽しいです。
良い作品でした。