現場がわかる!電気工事入門

 

レビューという名の感想文です。

 

第二種電気工事士を取得したので、試験問題じゃろくにわからない実践の技術を知りたくて読んでみました。

内容的には、電気工事の会社に入って、ビルやマンションの電気工事をするための教科書というところでしょうか。

個人的に欲しかったのは、自宅の改造のための、一軒家での電気工事の教科書が欲しかったのです。シャンデリアをシーリングに交換するとか、すでに敷設されている壁スイッチなしの電灯に壁スイッチを追加するとか。

だからといって、全く役に立たなかったとはならず、試験問題よりは実践の技術、特にうまく手を抜く方法ですね。複線化せずに図面を使う方法とか。

複線化せずに図面を使う方法以外にも電工ナイフの使い方、テーピング、ボードの開口などは一軒家でも使える技術ですね。

配電盤やコンクリ関連、共用電灯とか基本的には工事会社に入って複数人で作業するためのコツなどが大半ですね。

個人向けの電気工事の本は需要はあるだろうけど、個人で独立するときにはすでに経験が3年以上(第一種電気工事士の取得条件で、無いと独立はできない)あるので、すでに知ってることばかりって認識なんですかね。

個人的に家の改造に使うってことで資格取る人結構いると思うんですけどね。資格なしでやってしまう人が出ないようにする措置でもあるのでしょうか。

自分の様に、自宅向けの技術が欲しい人にはちょっと拍子抜けという内容でした。