すぐに稼げる文章術 / 日垣隆

レビューという名の感想文です。

 

日頃から、文章力が足りないと感じて居たので、文章力を上げるべくいくつか確保した内の一冊になります。

著者は作家でジャーナリストの日垣隆さん。

自分は新聞や週刊誌を読まないので、名前を存じておりませんでしたが、読み終わった所、なかなかいい感じで参考になった気がします。

個人的に一番良かったなと思ったのは巻末の「文章で稼ぐための必読33冊」ですね。読んでみたい本が結構ありました。

本書としては「稼ぐための文」を書く技術や発想法などを主体としています。心構えだけのたいして役に立ちそうもない本とはちょっと違うかなとは思いました。

実際のエピソードを交えて、どうすればいいかという事が書かれています。

2006年の書籍なので、ブログやメルマガ、ネット決済などについても書かれています。20年近く前のネットの話なので、古く感じることもありますが、特に問題はないかと思います。現代のネット事情に合わせればいいだけですし。炎上についても結構ページを割いていたりしますしね。

エッセイ、論文、社内文などのバリエーションにも対応しているのは良いところかなとも思います。

巻末の必読本リストの前にはQ&Aコーナーもあります。こちらは、実質著者に対するQ&Aという感じですね。フリーライターになりたいならこうすると良い、なったらこういうこともあるよみたいな感じです。

文章で食っている人なので、文章は読みやすいです。新書サイズでそんなに厚くない(212ページ)ので、サクッと読み終えることもできます。

これを読んで、日垣隆さんの本をいくつか確保するぐらいには気に入りました。そちらはまだ読んでいませんが。

フリーライターでもブロガーでも、文章で食っていくための手がかりとしては良いのではないかと思います。