RPG W(・∀・)RLD ろーぷれ・わーるど 1 / 吉村夜

レビューという名の感想文です。

 

ゲーム世界に友人と一緒に入り込んで冒険するという、定番の作品です。

転移側の二人はやりこみプレイヤーだったので、高レベルで世界に入ってしまうので、しばらくは無双ですが、なんだかんだとピンチになったり、苦悩したり、怯えて逃げ回ったりしていきます。

冒険は、他にヒロインの二人の姉妹も一緒に行くことになり、この4人で物語が進みます。

小説の形式としては、キャラクターの一人称視点で展開していきますが、各章ごとにキャラが変わるタイプの物語なので、若干読みにくい感じです。

主人公は熱血正義キャラ、友人はお調子者オタクタイプになっています。

そのおかげか、友人のキャラクターがイライラしやすいかと思います。一人称視点でも読みにくい感じがしました。

全体的には面白いのですが、友人がちょっとアレな感じで、読むスピードが落ちるので、なかなか読み進められなかったりもします。

主人公サイドの会話ではちょくちょくゲームネタが出てきます、一応ゲーム名は伏せ字ですが1文字伏せ字なのと、有名ゲームばかりなのでわかりやすい伏せ字ですね。エクスカリパーだの魔神剣だのと出てきたりします。

友人のキャラや口調がもうちょっとなんとかなれば非常に楽しく読めたんじゃないかなぁとは思います。