赤軍派始末記 元議長が語る40年 / 塩見孝也

赤軍派始末記―元議長が語る40年

赤軍派始末記―元議長が語る40年

レビューという名の感想文です。


とりあえず、非常に読みづらいです。
インタビュー本なので、仕方が無いのかもしれません。
話が結構前後する、専門用語や固有名詞が多々出現する、思想絡みの話なので考え方がわからないという感じですね。
文章構成もについても読みづらかったですが、インタビュー記事なので仕方ないのでしょう。
赤軍絡みの思想や行動などの話についてなのですが、各種事件や人物を知っている前提のないようなので、かじった程度の人間には厳しいかもしれません。
ただ、一番思ったことといえば、宗教と同じだよなと。
設定するとか解釈するとかなんとか論とか、そういうことが多々出てくるので、宗教的な印象になります。
他には、やたらと暴力を使いたがるんだなという印象。
武装闘争が主力の時代だったと思うので、仕方ないんでしょうけど、火炎瓶、ゲバ棒、爆弾、リンチなどなど、話し合うとか意見を陳情するではなく、まずは制圧という感じ。
革命を起こすのが目的だから、そうなるんですかね。
結局のところ、赤軍関連の思想とかそういうものは一切理解できませんでした。