嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 10 終わりの終わりは始まり / 入間人間

レビューと言う名の感想文です。
今回はネタバレ多数なので、続きを読む機能を使って見ることに。



この巻でみーまーは完結です。
十章に入るまで普通に読んでたけど、十章に入って今までみーくんだと思っていたのが菅原道真だったとは。
想定外過ぎます。
「奴」が菅原道真かなとは思ってたんだけど、怪我か死んだか逮捕されたんでなかったっけかと思っていたので出てこないかーと思っていたら、ここでこいつかと。
各章の最後に入ってる、息を切らしながら走ってるのが「奴」だと思ってたから、完全にしてやられたって感じでした。
みーくんの知り合いが次々に殺されたって話も、小学生時代の同級生だったとか。
短篇集にも出てたキャラかな。
そしてエピローグ。
ヤマナ妹がここで復活してくるのは想定外。
ヤマナ妹の隣の住人がみーまーなのかと思ったら、あとで明らかにみーくんでてくるし。
あとで出てくるみーくんは未来からってことは無いだろうしなぁ。
1巻に出てきた子たちは姉弟だから、兄妹な関係ではないだろうし。
…と思って1巻確認したら、兄妹って書いてあった。コミック版は姉弟になってるので勘違い。
あとに出てきたのは花咲太郎かなと思ったけど、右手がダメになってるし、飛び降りずに降りるのはって言ってるしねぇ。
ヤマナ妹の隣の不法入居者はやっぱり池田兄妹なのかなー。
8巻から10巻の本編までって数カ月がいいところだから、ヤマナ妹の言動が合わないからなぁ。
8巻で2年前に大学生になったとあって、10巻エピローグで二十代後半と言っていて、池田兄妹が1巻で小学生だったけど、ヤマナ妹が二十代後半まで行ってれば、高校生くらいでも間違いじゃないかなと。
それに親から逃げてきたって、みーくんも言ってるし。
これを書きつつようやく納得できた感じ。
いやしかし、ホント面白かった。
このシリーズはすごく良かったです。
多少中だるみもあったけども。
10巻単体だけでも完全にやられたって感じなので、満点です。