アラフォー賢者の異世界生活日記 8 / 寿安清

 

レビューという名の感想文です。

前の巻は以下のリンクより。

 

mako0079.hatenadiary.jp

 

 

今回は戦闘シーンはちょこっとだけ。

アトルム皇国、ルーセリス誕生の秘密、ツヴェイト&クロイサ&セレスティーナの学園生活、姉再び暗躍しヘルズ・レギオン発生、アド君とゼロス再会する、グレート・ギヴリオン発生と、細かいネタが絡み合ってきます。

学園パートは旧世代を新世代がぶち壊してたり、クロイサスの異次元空間が発生したりと、ゼロスは関わってきませんけどね。

ルーセリス絡みの話が中心ですかね。それが終わってヘルズ・レギオン&グレート・ギヴリオンの前哨戦に入るところですか。

ルーセリスの出自が実はアトルム皇国で、そこでは生き別れの姉(ルセイ)が将軍をやっていたり、ルーセリスたちの母親はすでに亡くなっていたりと、結構シリアスなんですが、この作品のいつもの常で何かしらコメディ要素突っ込んで来てくれるので、暗くならないですみますね。

醜悪なゼロスの姉も登場しますが、今回はちょっと顔見せ程度。巻き込まれないようにささっと撤退します。

ワイルドコッコの3羽が良いです。シャイニングとライジングとダークネスなコカトリスに進化して、外道な連中を討滅してくれます。このGガンダムパロディは大好きです。

アド君とゼロスの再会も顔見世程度。共闘関係は次の巻以降でガンガンやってくれます。

この巻の見どころとしては、ゼロスのラブコメ関連ですかね。ルーセリスとの関係や、ルーセリスと二人で話している所を、ルセイや孤児院の子どもたちに見守られてたりして、ルーセリスが暴走しちゃったり。

あと、殲滅者5人の詳細が掲載されて、ゼロスは「黒の殲滅者」で、5人のうちで一番マトモだという話がしっかり説明されます。

今までもちょくちょく殲滅者の中ではまともという話が出ては来るんですが、しっかり説明されたのは、これが初めてではないでしょうか。

いやー、とにかく面白い。そこかしこに散らばるパロディやコメディから、シリアス展開に、今回はゼロスの無双はほとんど出てきませんが、他のキャラ(コッコたちに、ファーフラン大森林で鍛え上げられた騎士たち)が無双してくれるのも良いです。

これ書くのにざっと再読してしまいましたが、いつの間にか1時間経過している始末。面白いです。