スコップ無双 2 / つちせ八十八

 レビューという名の感想文です。

かなり前に読み終わっていたりはするんですけどね。予約購入で到着してすぐ読み始めたし。

 

相変わらずヒドイ(褒め言葉)です。

主人公のアランも空気の読まなさとか含めてヒドイですが、もっとヒドイのは姫。教祖様っぷりが進化しています(信者も順調に増やしてるし)

氷の国と海の国の2箇所が舞台です。

どちらでも相変わらずスコップで蹂躙していくわけですが…。

氷の国では凍りついた全国民を10分で開放してくるし、死霊魔術師は撃退するわ、対空砲で空の魔物を撃退するわ、巫女が頑張って作った氷の道より遥に安全で立派な橋を一瞬でかけるわとやりたい放題。

海の国では記憶をスコップで掘り起こしたり、容疑者に墓穴をスコップで掘って自白させたりとこちらも当然のようにやりたい放題。魔封じではスコップが防げないっていうのがもう…笑うしか無いです。

ほんと非常に楽しい。まさしく抱腹絶倒。

ただ、アランがとうとう姫様に対して危機感を持ち始めてるってのが楽しいです。アラン本人がそもそも規格外の危険人物ではあるわけですが、姫様は別のベクトルで本当の危険人物化し始めていますからね。

早く続巻が読みたいです。秋発売予定らしいです。

難しいことを考えずに脳みそ空っぽにして読むのが正しいラノベですね。