スコップ無双 / つちせ八十八

 レビューという名の感想文です。

 

とにかく、ヒドイ(褒め言葉)

クソ面白くて一気に読んでしまいました。大満足。

ココ最近CMでやたらと流れて、2巻も発売になりました。で、1巻のCMの時点で結構気になっていたのでとうとう購入してしまったという流れです。地味に異世界転生モノだと思っていたのは内緒。

…まぁ、そんなモノどうでも良くなるぐらいヒドイ内容ですが。

冒頭の「アランのスコップの先っちょから最初にビームが出たのは、鉱山を彫り始めてから100年目のことだった」というところからすでにヒドイ。

基本的にはハーレムモノではあるんですが、まぁ、棚の上に上げてそのままポイしてもいいぐらいに、そういった要素はどうでも良くなります。

主人公である「ただの鉱夫」アラン、ロスティールの王女リティシア、ロスティールの女騎士カチュア、エルフの生き残りフィオリエル、不死の王アリス、水の巫女ユリアと、アラン以外は全員女の子、アリスはロリ、カチュアは普通、残りは巨乳という構成です。

そして常識人はカチュアとアリスだけ。主人公も常識人に入れるわけには行きません。

スコップだけでなんでもできてしまうのがこの主人公アラン。地面を掘る埋めるは当たり前のこととして、ビームを撃つ、波動砲を撃つ、兵士を作る、時空を操る、シールドを張る、空を飛ぶなどなどろくでもないスコップ力を使います。

…まぁ、頭痛がしてきそうな話ですね。普通に使うにしても数瞬でキロ単位の道やトンネルまで掘ってしまうので、更に頭痛が痛いです。

詳しくは読んでいただくのが一番なので、物語そのものに付いては触れません。

こういうお馬鹿な話(例えば、アストロ乙女塾や這い寄れニャル子さん等)が好きな人には非常におすすめです。

数ページどころか毎ページレベルでツッコミが必要だったり、カチュアがある意味可愛そうだったりと、非常に楽しい作品です。

この作品、タイトルに顔文字入ってるわけですが、あとがき読んだら12行のAA入れようとしてたとかなんとか。編集にタイトルに改行なんて概念ねぇよと突っ込まれて断念したようですが。

とにかく、楽しい作品でした。大満足。2巻も楽しみです。