あそこの席 / 山田悠介

あそこの席

呪いの席と呼ばれるところが座席になってしまったがために不幸に見舞われる少女。
古典的ホラーミステリーです。
エピローグも古典的ですね。
「リアル鬼ごっこ」の文の書き方がひどかったので、あまり期待していなかったのですが、かなりよくなってます。
セリフ部分が時々誰が話しているのかわかりにくくなるのは、仕様かも知れませんが、わかりにくいです。
3人が呼び出されるシーンで誰に呼ばれたのかが不明（なのは仕方ないんだろうけど）で、いきなり第3者がしゃべる部分は何度も読み直してしまいました。わかりにくくて。
ただ、後半に進めば進むほど面白くなってきて、一気に読み進めました。
結構面白かったです。
「リアル鬼ごっこ」で絶望した人でもこれはいけるんじゃないでしょうか。