トイレや足元などに使える小型ファンヒーターが故障したので修理することに。
道具と材料が揃ってすぐに始めたかったけど、なんだかんだと時間無くてようやく開始。
本体側ケーブルの根本のアーマー部の断線でした。ひねるとキレてひねると動くみたいな感じ。
今どきの機械ってこの回路図無くなってるんでしたっけ?昔の機械は表示版やケース内側に貼ってあったんですよね。うちの電子レンジは2000年より後に購入したものだけど付いてたから、機械の種類次第かな?
ナショナル表記の機械です。これの機能カット版(温度調整なし)はヤフオクとかに出てたり、似たような機械も以前購入したけど、耐震性能(持ち上げるとオフになるスイッチ)ついてて使いにくかったりしたので、これが使い勝手よくて便利。サーモスタットで自動的に止まるし。
ケースを空けるには、裏の四隅のネジを外して前側を引っ張れば開きます。
今回はケーブルの切り詰めもあるので、ケーブル抑えのネジも外します。
内部はこんな感じで、ヒーター部に風を当てて、それを外に排出する機構になっています。
はんだ付けするような機械なら道具も手持ちで出来るんですが、塀端接続子で結線されているのでそれに習って作業しようと。
熱系の機械だからはんだ付けは良くないのかな?と思ったりするものの、スイッチ部ははんだ付けですからねぇ。まぁ構成変更はできるだけしないほうが無難。
間を一切撮らなかったので、あれですが。
アーマー部の代わりのパーツが見つからなかったり、妙に高かったりしたので、再利用しました。
ケーブル止め兼アーマー部は片側だけ割いて、いらないケーブルを取り出して、位置をずらしてケーブルを挟み込んでから中と外の両側のアーマーをビニールテープでぐるぐる巻き。電気工事で絶縁にも使うテープなので問題ないでしょうと。
電線の被覆を剥いて、結線する対象同士をねじり、閉端接続子に差し込んで、圧着工具で圧着して完了。
この閉端接続子と圧着工具を手に入れていなかったので作業が出来なかったのです。
閉端接続子はCE1とCE2の両方を用意しておいて、サイズ比べてCE2だったのでCE2で結線しています。
圧着工具はまともに買うと1万超えて来て、中古でこのヒーター数台買えそうになるので、安いのをヤフオクで探して購入。
泉精機の#7Aです。一応、現行品の模様。というか、7か8しか無くて、CE5までが7、CE1非対応でCE8までが8だったかな?
泉精機は今ではマクセルイズミになってる模様。
圧着工具のページを見ると現行品はこれと同じ7号Aだけみたいですね。
ただ、区分表見ると8号も一応載っているので、一般販売が終わってるぐらいですかね?CE8なんて一般じゃまず使わないでしょうし。
当初、リングスリーブでやろうかと思っていたんですが、線の太さ的に無理じゃないかと思って止めたんですよね。部材とかいろんなところを見てもリングスリーブは単線専用みたいな感じなんですが、電気工事士の試験では撚り線もリングスリーブで出来るみたいな書き方してるんですよ。1.6mmの単芯線と2.0mm2の撚り線が同義みたいな表示も有りましたしね。
リングスリーブなら手持ちの工具で出来るから、あとはリングスリーブとエンドキャップ買えば良いかなと。ホームセンター2件回ったけど、CE型とリングスリーブはあっても、リングスリーブのエンドキャップは無いという。WAGOは流石に用途的に高いし、隙間的にもでかいのでパス。差し込みのやつはカインズ行ったら、3芯と5芯しか置いてないという…。
今回2芯接続2つだと思っていたんですが、いざ切断したら2芯(白側)と3芯(黒側)だったので、差し込みやWAGO準備してても、いざ分解したところで止まる羽目になるところでした。
素直に閉端接続子用工具を買って良かったです。
…今後使うことがあるのか心配ですけども。一応電気工事士の資格持ちなので、使う機会もあるんじゃないかなぁとは思っています。