FDDI技術解説 100MbpsLANの構築

FDDI技術解説―100Mbps LANの構築

FDDI技術解説―100Mbps LANの構築

レビューという名の感想文です。


読む前までは、LAN関係の技術書だろうと思っていたんですが、ちょっと古すぎました。
10BASEのイーサネットが普及する付近で出てきた、光ファイバーを利用したLANの技術書です。
現在では100Mどころかギガビットイーサの世界なので、なんの役にも立ちません。
当時は普通が10Mbpsの世界だったのが、100Mbpsという超高速通信の世界への入り口だったのでしょう。
発行が1993年なのでWindows95はおろかインターネットすらままならない時代ですね。
書いてる内容の半分くらいはよくわからなかったですが、DECが頑張ってたのかなと巻末付録を見て思いました。
現状のLANの構築に比べるとかなり大規模なシステムが必要だったようです。
コンセントレータという大型の機械が必要だったり、10BASE-2の様なリング接続でデータの二重化をしていたりと、一般向けではなく、企業や大学等ネットワーク管理者が必要なシステムのようでした。
こういった技術競争があって、今の技術は構築されているんですよね。