機動戦士ガンダム MS大図鑑 PART.5 コスモ・バビロニア建国戦争編

レビューという名の感想文です。


基本的にはF91の設定資料集です。
読み物としては、MS開発史と歴史があります。
MS開発史は、連邦サイドはF91が完成するまでの経緯で、大型化していたMSを以下に小型化していくかという話で、F90が作られ、F70が作られ、F91とF71が作られるという感じ経緯が載っています。
クロスボーン・バンガード側についても掲載されていて、どうやってMS開発に入り、MSの小型化に成功し、開発していったか、そしてラフレシア・プロジェクトについても記載されています。
歴史は1991年当時に追加されていた歴史設定がほぼ入っているでしょうかね。
逆襲のシャア終了後F91のストーリーに入るのと、F91についての詳細、あとは年表が掲載されています。
この年表については、電撃系のガンダムコミックに掲載されている年表の系統です。
西暦から始まり、1年戦争、アレックス(NT-1の記述があるだけですが)、グリプス戦役、ペズンの反乱、第1次第2次ネオ・ジオン抗争、ダブルフェイク(NSPやアラハスの記述がある)、ハサウェイの閃光、ゼブラゾーンの戦い(F90)と来て、F91の記述になります。
が、クロスボーン・バンガードの母体であるブッホ・コンツェルンについては、地味に宇宙世紀の最初の方に出てきてたりします(UC0055創業)。
設定資料については、モノクロページですが、F91やF71、R44、ビギナ・ギナは各3ページ以上の図が掲載、人物はシーブック、セシリー、リィズ、ドワイト・カムリが3ページ以上の図が掲載されています。
後付け設定バンザイなガンダムなので、今じゃ一部の設定変わってるかもしれませんが、F91を深く知るのに便利で面白い本かと思います。