今回はいつもとちょっと違う毛色の記事です。
完成品模型は概ねヤフオクに出しているのですが、壊れないような厳重な梱包をを言われることが多いので、ここでちょっと記事にしておきます。
自分は完成品の場合、これぐらいの梱包は行っているという表明でもあります。
毎度、梱包時に撮影しているわけではありませんが(蓋を閉じた後に撮影しておけばと思うことがしばしば)、いくつか過去に撮影していたので、それで説明です。
SWEET 1/144 FM-2の梱包。こちらは2点まとめて落札されて、まとめて配送依頼されたので、2点入っています。
見ての通り、これはまだ箱に入れていない状態です。
箱に直接入れずに段ボールの台紙にキットを乗せる場所を構築して、そこにキットを固定させる方法で行っています。
主翼、胴体、尾翼を抑えることが多いです。
キットを乗せる場所は概ね発泡スチロール、キットと触れる部分はマスキングテープで保護。
押さえるテープは直接マスキングテープが貼り付かないように、クッションシートを貼り付けています。
このキットで台座をMDF材をベースに作っていて、それが結構重いので台座をテープで固定した後にキット側に飛んでこないように段ボールで角を押さえてあります。
REDSTAR 1/72 MIG3の梱包です。こちらは1/72の一般的な大戦機サイズですかね。
先のFM-2と同様に、主翼、胴体、尾翼を押さえてあります。
これは箱に入れてある状態です。
見えていませんが、台紙は端を箱に貼り付けています。
それとは別に楔的に段ボールで押さえてもあります。
固定してほぼ動かないのを確認してから箱に固定しています。
PZW 1/72 SZD-22の梱包です。こちらは箱に入れたあとの固定前ですね。
尾翼を固定すると折れる可能性があったので、尾翼固定前に胴体を固定したら尾翼を固定する隙間がなくなりました。
それでも振った程度では動かないので問題はないでしょう。
こちらのような軽い小さい台座はクッションシートでくるんでマスキングテープで固定しています。
台座系の固定方法はその時その時でちょくちょく変わりますが。
こちらのキット、翼が上向きになっているので、台座とする部分の発泡スチロールの斜めのカットが大変でした。切り過ぎたら戻らないですしね。
なお、こちらはゆうパケットプラスでの発送ですが、梱包方針は変わりません。
定形外発送でもほぼ大丈夫な梱包にしているつもりです。
箱に入れる前、箱に入れた後、テープ止めをした後、発送直前など事あるごとに、それなりの強さで箱を振って動かないのを確認しています。
先の2点が裏返しで固定していたのに対して、こちらは表向きで固定しているのは、折れやすいパーツの有無だけです。
張線はってあるアンテナも折れやすいですが、脚に比べるとマシじゃないかと思っています。あと張線あると胴体を押さえにくいというのもあります。
こちらのグライダーは腹下は胴体と密着しているソリとタイヤだけなので、機首にあるアンテナと主翼の上向きを考えればこれがベストかなとは思っています。
航空機ばかり載せても、同じような絵なので、今度はAFVです。
3年ほど前の完成品ですが、ズベズダ 1/35 BMD-1の梱包です。
今とは少々方針が違いますが、概ね変わらないですね。
胴体下には履帯が台紙につかないように発泡スチロールを噛ませています。
このときは砲塔をつけたままにしていますが、最近は砲塔を外して別で固定しています。動く部分が暴れると厄介ですので。
腹下の台座部に固定力がなく動くことが多いので、発泡スチロールの壁で押さえてあります。接触部にはマスキングテープ。
これで多少は動きますが、箱が壊されたり、ぶん投げられたりしなければ、破損しにくいだろうとは思います。
キャラクターモノや艦船に関しては撮影していなかったようでデータが見つかりませんでしたが、方針としてはあまり変わりありません。
折れやすいものは台座に乗せて固定、壊れやすいものが無い場合は、分解などを行ってこすれないように袋に入れてプチプチで巻いて詰め込んで固定という感じです。
昔は梱包中にピトー管を折ることが多々あったので、今でも梱包時のピトー管とアンテナは怖いです。金属線にしたらかなり安心ですが。
難点としてはこれだけ梱包を行うと時間がかかるってことですね。30分以上1時間程度はかかります。
というわけで、自分的な梱包方針でした。
なお資材はマスキングテープやクッション材以外は概ねリサイクルです。