本当にあった 図説 暗黒性風俗ファイル

 

レビューという名の感想文です。

 

 

いわゆる雑学本です。

各項目が概ね1~2ページで構成されており、文章とイラストが半々という構成になっています。

カバーイラストは聖☆司先生ですが、カバーイラストのみです。

4章に分けて構成されており、ヨーロッパ編、アジア・アフリカ編、アメリカ・オセアニア・他編、日本編と分かれています。

主に近代より前の性産業(陰間茶屋や神殿売春など)や風俗(纏足や宦官など)、性にまつわる歴史上の人物(ラスプーチンローマ皇帝など)、性にまつわる事件(異端審問官の拷問など)について記載されていますが、近現代ネタもそれなりに記載されています。近現代は主に事件(阿部定やおっとい嫁じょなど)ですね。

文章量としては多くないので、広く浅く知見を広げる程度になるかと思います。詳しく知りたければ別途専門的な本が必要になります。

入り口を広げるタイプの本になるかと思います。

とは言え、それでも知見は広げられるので、全くの無駄ではないかと思います。

本書を読んで、特に気になったことを更に調べるという使い方も良いのではないでしょうか。

手軽に知見を広げられるので、とにかく裾野を広げたい人にはおすすめです。

イラストも下手なものは無いので悪くないと思いますが、エロネタということで期待すると肩透かしを食らうかもしれません。