たらふくまんぷくシンガポール / 坂口あや

レビューと言う名の感想文です。


旅行記っぽい雰囲気ではありますが、基本的には食べ歩記です。
シンガポールのチャイナタウン、リトルインディア、マレーといろんなところへ行って食べ歩きしています。
ニョニャ料理などのレシピもそこそこに掲載。
一応、各種専門用語(現地にしかない食材等)の解説はあります。
ちょっとわかりにくかったり、探しにくかったりはしますが。
読みやすさって部分については、ちょっと残念な部分が。
口語調で書かれているのと、結構省略語が多かったり、用語の解説が後やうっかりするとなかったりとかも。
写真は少なめです。重要ポイントごとに写真は掲載されている感じですけどね。
ただ、「おいしそう」って思わせる書き方がしっかりされている(実際にも美味しいとおもいます)ので、お腹が空いてきますね。
代わりに苦手なものについて書かれているところは、美味しくないのかなーとか思ってしまいます。
空腹になるような本なので夜に読むのはおすすめしません。
レシピについてはいろいろ書いてあるんですが…輸入食材の店でも行かないとてにはいらないものばかりな気がします。
近所のスーパー行って材料を買ってきてってのができないのが残念ですね。
読み物としてはそこそこ面白くて、レシピ本としてはちょっと残念ってところでしょうか。
シンガポールで食べ歩きするガイドとしては面白いのではないかと思います。