ボディ・コンシャス / 川西蘭

ボディ・コンシャス

レビューという名の感想文です。
別に表紙に惹かれて購入したわけではありませんｗ

女性向けの小説みたいですね。
ダイエットする「私」を中心として、三角関係や女性同士の友情に似た愛情の物語というところでしょうか。
別枠での三角関係だと思っていたものが、最後には一応かかわってくるのはちょっと面白いです。
ダイエットは怖いものだっていう話も含まれているのかなとは思います。
全員がほぼハッピーエンドになっているのは、すっきりしてていいところ。
Ms.Dと白石麗子、あと記者の男との話がちょっと物足りなかったかな。
きちんと言及されてはいないけど、終わりごろに行ったサロンは白石麗子の運営しているところなのかなぁとは思ったり。
記者の男もそのホテルにいたわけだし。
まぁ、記者の男は最終的に「私」の大事な友人にかかわってきたりしますけども。
「私」周りだと、公恵の彼氏が、元彼氏ってのは定番でしたね。
麻美は最初に出てきたとき、女子高生かその辺だと思ってたんですが、後で車を運転していたので、違うんだなぁと。
その後、大学での生活が云々とか出てくるので納得しましたけど、最初の印象だけが違う感じに思えました。
ダイエットがらみの設定ややりかたなどが結構きっちり書いてあって面白かったです。
ただ、物語としてはちょっと平坦すぎて、すごく面白いってほどではなかったです。
自分が男だからかもしれませんが。