蹴りたい背中 / 綿矢りさ

蹴りたい背中

蹴りたい背中

いまどきの高校生の日常と心の中を描いたものです。
悪くは無いけど、良いという評価も無いかな。
背伸びしたがってる主人公の女の子、仲間を作り孤立しないようにしている親友、アイドルの追っかけをしている孤立しているオタク少年。
この3人が話しの中心。
主人公と少年の関係が複雑ですね。
一般的な恋愛小説であれば、簡単だけど、そういうのとはまったく違う感じ。
世代の違いなのか、オタク少年は別にして、ことごとくむかつくキャラばかりです。
「インストール」と比較すると、かなりよくなった感じです。