男でも女でもない性 インターセックス(半陰陽)を生きる / 橋本秀雄

男でも女でもない性―インターセックス(半陰陽)を生きる

男でも女でもない性―インターセックス(半陰陽)を生きる

題材に興味があったので読んで見た訳ですが、まともに読めたと思えるのは最初の半陰陽の説明と、最後の告白文のみでした。
のこりは、作者の日記というか作文というか、どうにも読みにくい表現のしかたが悪いと思える本でした。
この本で一体何を言いたいのかがつかめず(基本的には、半陰陽の地位向上だとはおもうけど)、ただの作文のような感じでした。
会話文にしても、誰が話しているのかわからない部分が多かったように感じます。
人物名にしてもその人を知っているという前提条件で出してる部分もあったりして、そういったコトとかかわりの無い人には「誰?これ」となる部分がありました。
この本が、そういったことに関わる人専用に書かれているなら理解できますが、あとがきに「6歳でもわかる」という記述があったので、一般人に半陰陽とはどういうものなのかということを広げるための本だと思います。
それなのに、一部の人向けに書かれている部分や、ただの作文でしかない部分が多いのはいかがなんでしょうか。