- 作者: 小泉武夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: 文庫
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味覚人飛行物体こと小泉武夫先生の「不味い飯」に関する本です。
不味いものを紹介している本なのに、どうしてか腹がへる。
不味いものに関してはどうして不味いのか、どういった物質が出ているのか、どうやって保存されたり加工されたりしているのかということを解説されています。
それと合わせて、美味しい方も美味しそうに紹介しているので非常に腹が減る本です。
ゲテモノに関してはほんの少し、あとは一般的なスーパーなどで売っている「不味いもの」を紹介しています。
解凍に失敗している刺し身、猫跨ぎな鮭、大阪の水、ホテルのティーバッグと言った感じです。
ゲテモノとしては、血の腸詰めやカラスの肉、虫ぐらいですかね。
あとがきのあとの嵐山光三郎氏の解説の様な寄稿文があるのですが、そこにも書いてあるとおり、小泉先生の場合、まずくても大体ちゃんと食べるんですよね。
そしてわざわざ不味いと評判のものや、不味いかもしれないというモノにも挑戦しているというのが面白いです。
読んでる間、顔も緩んでしまいます。
ダイエット中などには禁忌ですが、非常に楽しい読み物でした。