ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 / アサウラ

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)

レビューという名の感想文です。


半額弁当を巡る物語です。
とにかく、腹が減り、セガサターンを起動したくなる小説です。
今回のメインキャラは、主人公佐藤の幼馴染の著我が居る学校の生徒会の会長&副会長ですね。
前巻の続き的に、佐藤がパンツ一丁で走り回っていたのと、著我が学校に潜入したことを相殺して学校同士の仲が悪くならない状態になったところから開始です。
あと、新キャラの井ノ上あせびがある種のキーキャラですかね。
この子のおかげで、槍水先輩も著我も佐藤も散々な目に会いますし。
佐藤も二つ名がようやく付いたんですが…厄介な二つ名が付いています。
会長&副会長はオルトロスという二つ名をかなり昔から持っていてコンビの戦闘がアホみたいに強いです。
で、地元で食らい付くしたところで、佐藤たちの領域に侵攻してきます。
オルトロスは過去に別の地域で半額弁当の争いでトラウマがあり、そのトラウマをほじくり返してオルトロスを潰しに来るやつも居るのですが…佐藤たちの居る地域でそれをやろうとしたところ、バカにされ無視されトボトボ去っていくわけですが、この辺が読んでてすごくいい気分でしたね。狼たちは強いです。
佐藤と槍水の関係がちょっと変わってきてるのかなとも思ったり。
ところどころ爆笑しながら読んで居たわけですが、非常に楽しくていいです。
夜中に読むと腹がへるので注意。