毒薬の手帖 澁澤龍彦

 

 レビューという名の感想文です。

 

主に中世の毒や毒殺などに関するエッセイ集です。古い本なので現代とは違う話も出てきたりしますが、そのへんは時代背景を考えて読むべきですね。

毒物の機序についても書かれていますが、それよりも毒殺事件に至る話やその後の事件とかの話が面白いです。

…ま、だいたい痴情のもつれですが。

古めの本(読んだものは1993年の18刷)なので、言い回しや文字が読みにくいですね。慣れているのでまだマシですが、最近の本に慣れているときついですね。

とりあえず面白いです。