親指さがし / 山田悠介

親指さがし

親指さがし

親指さがしという遊びをしていた5人のうち一人がその場で行方不明になってしまった。
それから7年が経ち、4人は過去を振り払うために動き出す。
という感じですが、プロットはほぼ「あそこの席」と変わりないです。
最初に主人公か重要な役回りの人間の独白、エピローグで呪いの繰り返し。
そのあたりには目をつぶるようにすれば、結構面白いです。
「あそこの席」がサイコホラー系だったのに対して、こっちは純粋にホラーでした。
憑依系のお約束ばかりですが、なんだかんだと引き込まれることが多いですね。
手軽に読むことが出来るので、本読みが苦手な人にもいいと思いますよ。