食卓にビールを / 小林めぐみ

物理が得意な女子高生人妻小説家が妙なところで宇宙人と接点を持ち、何時の間にか事件を解決している、コミカルな短編集です。
…女子高生で16なのにビールを飲んでいるのはどうかと思いますが。
別に女子高生で小説家という設定は不要な感じがしますけどね。
ただの物理好きな幼な妻でいーんじゃないかと。
すべての短編には観測者がいて、その観測者がやっと最後の短編で動きます。
観測者は短編ごとに報告書を書いているわけですが、その意味が最後の短編でようやくわかるので、微妙にミステリーですかね。
富士見ミステリー文庫だしね。
楽しく読ませていただきました。