- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/14
- メディア: 文庫
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佐竹のキャラがいい!すごくいい!主役が佐竹で、ヒロインが雅子って所でしょうかね(実際はそんな分類無いと思うが)。邦子は普通にむかつくキャラですね。
殺人描写よりも人物描写が主体で、その心の中の葛藤や動きを主に書いてある作品です。
個人的に気に食わないところは、最後の佐竹vs雅子ですね。
ヨシエの最後の変化もすごいし、弥生の最後の凄惨さもすごい。後半の最後は前半に対して一気に圧縮した感じで物語が進んでいきました。おかげで、一気に読み終わりました。
非常に面白かったです。