ケータイ/吉村達也

ケータイ (角川ホラー文庫)

ケータイ (角川ホラー文庫)

どんでん返しで、でもお約束なホラーミステリーでした。この小説で一番印象に残ったのは高沢のキャラと『ケータイ』のキャラ。両方とも非常にむかつくタイプでした。
着信アリ」もこんな感じなんですかねぇ。面白かったですよ。ただ、千春の一家の扱いがかなり微妙。一歩間違うと、千春にかかわる部分を全部抜き取っても話が通じてしまいます。
そのへんを除けば、いい小説だったんではないでしょうか。映画にしてもいけそうですけどね。
エンディングは東野圭吾の「秘密(ISBN:4163179208)」みたいでしたが。