フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記 3 / 気がつけば毛玉

 

レビューという名の感想文です。

前の巻は以下のリンクより。

 

mako0079.hatenadiary.jp

 

 

異世界日常のんびり(?)系第3巻です。

屋台街視察&デート、学園迷宮、謎の遺跡と現実の記憶、惚れ薬の4篇が掲載されています。

屋台街視察はまんぷく亭の看板娘カオルの出身地のジパニア村が無謀な屋台を展開していたので、それを改善するべくカオルと貴大で屋台街を視察したら、ついでにデートになっちゃったけど、お陰で問題が解決した話になります。

学園迷宮は貴大はほとんど出番がなく、生徒たちが自分を超えられるかという話になっています。

謎の遺跡はダンジョンではないはずの遺跡での護衛という簡単なクエストを貴大とアルティが行くことに。なぜか遺跡ではなく迷宮で、貴大が元の世界で通っていた学校が出現し、甘酸っぱい?思い出が出てきたり、エルゥがいつも通りだったりしたけど、自爆装置?が作動して、他に居た騎士団の護衛とともに脱出するハメに。ついでにアルティたちにレベルやスキルのことがばれるハメにも。

惚れ薬は謎の遺跡からの続きで、謎の遺跡で確保した素材を使って、エルゥが惚れ薬を作ったものの、その正体は惚れられ薬というろくでもない品物だったため、貴大が追いかけ回されるハメになったり、ユミエルの淡い気持ちが表明されたり。

この巻で良かったなぁと思うのは惚れられ薬編のユミエルですね。可愛いです。

アルティがすこぶるめんどくさいなぁとは思う次第です。ツンデレってほどデレては居ないのでただのめんどくさい子でしかないですね。

エルゥは好きなキャラ設定ですね。マッドなサイエンティストは良いです。しっかりツッコミを食らうってのが良い。

ただただ楽しいだけだった作品ですが、最後にとうとう元の世界の人間が出てきて、次巻で第1部が終わる模様です。

どんな展開になるのか非常に楽しみですね。