イグナシオ / 花村萬月

イグナシオ (角川文庫)

イグナシオ (角川文庫)

純粋な破壊衝動を持った少年イグナシオが「施設」という閉鎖世界から脱出し、「歌舞伎町」という開放世界に逃げ出し、そこで自分を見つけようとする物語。って感じでしょうか。
現代の若者にも通じるような部分があると思うんです。気に食わないから殴ったとか、誰でも良いから殺したとか(誰でもいいってのはこの話には無かったけど。)。
非常に面白かったです。おかげで、速く読み終わりました。