レビューという名の感想文です。
著者の趣味である骨董が高じて本になったもののようです。
1ページに1点のコレクションの紹介とそれにまつわるエッセイになっています。失敗、成功、掘り出し物、気をつけるべき点等々、これから骨董を始めようかなと思っている方の道標的な本ではないでしょうか。
1996年の本なので、今では古いネタもあるかもしれませんが、骨董に対する普遍的なネタのほうが遥かに多いので問題はないかと思います。
1ページ1点という構成なので、非常に読みやすく、スキマ時間にちまちま読むのにも適しているかと思います。難点はハードカバーで、髪がツルツルした厚手の紙なので、スピン(栞紐)がついてたらすごく楽だったかなぁとは思います。厚みがない紙のブックマーカーでもそうそう落ちることはないですけどね。
贋物についても写真とエッセイが掲載されていたりします。
なかなかに楽しかったです。