ウィザードリィ異聞 リルガミン冒険奇譚 / 竹内誠

レビューという名の感想文です。


ウィザードリィの短編集です。
概ねワードナ討伐後の話が多いです。
漫画版ではワードナ討伐後はモンスターが全て消えたっていう設定でしたが、こちらではワードナ討伐後もモンスターもアイテムも残っているという設定です。
ムラマサブレードを求める侍、最初のブルーリボンを獲得したシーフを祖母に持つシーフ、脱げば脱ぐほど強くなる忍者、ドラゴンスレイヤーで復讐を誓う戦士、ガーブローブを最初に手に入れたロード、地下11階を探すシーフ、ダイヤモンドの騎士になった戦士の7篇です。
忍者と地下11階の話が好きですね。
両方共メタ発言的な話なので。
ボルタックの秘密や、宿屋の構成、カント寺院の構造など情景設定もいろいろ解説されています。
読んでるとウィザードリィをやりたくなってきます。
非常に楽しかったです。
短編集なので、さくさく読めるというのもいいですね。