- 作者: エミリー・クレイグ,三川基好
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/08
- メディア: 文庫
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法人類学者のノンフィクションです。
どうやって法人類学者になったか、法人類学者になったあとどのような事件を経験したか。
アメリカの連邦ビル爆破テロやワールドトレードセンターで法人類学者が何をしたか。
文章としては非常に読みやすいです。
ところどころアメリカ特有っぽい表現があるので、日本人的にはわかりにくいところはありますが、大したことはありません。
法人類学者というのは、死体のうちの骨を扱う学者のことだそうです。
それも医学博士ではなく文学博士だと。
著者の性格なのか、扱ってる題材の割には明るい雰囲気になっています。
訳者のあとがきにも有りましたが、軽いミステリー小説のような事件の話もあったりします。
上野正彦の「死体は語る」でこの分野には結構興味があったので面白かったです。
ちなみに、上野正彦の推薦だったりするようです。
アメリカの検屍官絡みのドラマ(CSI等)に興味がある人にはオススメかもしれません。
まえがきにそれに関することが書いてあったりもしますね。