奴隷にされた少女メンデ / メンデ・ナーゼル

メンデ―奴隷にされた少女

メンデ―奴隷にされた少女

スーダンで奴隷として扱われていた少女メンデの人生を綴ったものです。
どこの国でもあるはずなんですよね、こういった奴隷って制度は。
スーダンイスラム教とキリスト教と土着宗教が混在している国のようです。
でも、イスラム法があるので実質イスラムの国なんでしょうね。
この本を読むにつれて、イスラム教への見方が変わってきました。
今まではキリスト教よりはましだろうと思っていたんですが、実質大差ないなと。
一神教ってのはどれもこれも同じだなと。
信仰している人の心構えにもよるんでしょうけどね。
メンデの幸運は2番目の主人の友達に預けられたことですね。
それにより脱出路が見つかったわけです。
悲しい物語であり、感動の物語でもありました。
人種差別等に興味ある方は一読あれ。