- 作者: 矢幡洋
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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登場人物は3人。青酸カリを配っていた草壁竜次、草壁から青酸カリを受け取った彩子、父親から暴力をふるわれていたあい。あいにかんしては1章丸ごと独白って部分しかほとんど無いわけだけど。ストーリーテラー的なのは彩子。彩子がネットをはじめる前から、事件発覚後までの話が中心ですね。
で、著者はどうしてるかっていうと、はじめとおわり、そして精神分析に関してちょこっと書いてるだけだったりします。あとは、草壁竜次が最後に自殺するときのことを詳細に書いていますが、これはフィクションだべ。
なんか微妙な本でした。これといった感想も出てこないです。
ただ、精神分析のところで、昔の彼女のことを思い出しましたけどね。