- 作者: 東中野修道,小林進,福永慎次郎
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/01/31
- メディア: 単行本
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この本の最後には、「写真を検証しただけで、南京事件があったかなかったかを言っている訳ではない」とあるんだけど、これがいいですね。
この本の目的は、南京事件として、証拠となっている写真はほとんどすべてが証拠にならないってのを証明するための本です。
よく、写真があるんだからこれは事実だ!とか、本人が泣いて実名を出しているんだから事実だ!なんて、のたまうのは無意味だってことですね。
写真なんて、はるか昔から加工されてきたものだしね。足し算引き算簡単なのですよ。基本的に、写真の作り方(要は焼き方)ってのは、変わっていないわけですよ。フィルムの後ろから光を当てて、紙に投影して焼きつける。そのときに一部を薄くしたり、濃くしたり、または焼かないで別の写真を焼いたり、はたまたフィルムそのものに、ペンを入れたり(専用のペンというか絵の具みたいのがあるのです)して加工するわけです。
今じゃ、これはデジタルでやってるんですけどね。デジタルだから写真じゃないってのは、そろそろ戯言化しているんじゃないですかね?同時プリント(特にフジフィルム)はデジタルで焼いてるわけだし。
そんなんだから、富士フィルム系のラボは焼きこみ能力に限界あるんだろうが(−−;(以前、焼きこみを強くしてもらおうと思ったら、富士は+1、コダックは+3が最大だったのです。)
…話がそれすぎましたなw
とりあえず、新聞もテレビも本も雑誌も写真も見たまま信じるなってことですね。