カラー版 徹底図解 古事記・日本書紀 神々とともに歩んだ日本創世記

 

 レビューという名の感想文です。

 

古事記日本書紀に関して簡単に全般を把握するための本ですね。副読本的という感じですかね。

しかし、中世ヨーロッパみたいなろくでもない男女話多すぎませんかね、日本神話…。まぁ、柱をぐるっと回って、声掛けの順番やら凹んでるところと出ているところをあわせてみようみたいなのが冒頭にあるので(この本では凸凹の話には触れていません)、そんなんばかりでも仕方ないかなとも思ったり(古代からある神話系って、ちょっと間違うとエロ本だしね)

この疫病は俺が原因だ祀れば解いてやるみたいな神が居たり、天皇の嫁の様子を見に死者として出た弟が嫁も宝も奪って、その罪を別の人なすりつけてたりとか、兄妹で愛し合ってそのまま死んでたりとか、女装してだまし討したのにお前はすげえやつだと倒した相手に名前送られたり、討伐終わって帰ってきたらまた討伐に出されてブラック企業感満載だったりと、いろんな意味で面白いです。愛憎劇多すぎる気が…w

浅く広く古事記日本書紀を知りたいなと思ったときに便利な書籍ですね。全般において概要と人物紹介になっています。

ネタバレ上等なタイプで本文を読む前に概要を知っておきたい人におすすめです。