レビューという名の感想文です。
ほんとひどい小説です。ムナクソ悪いですね。
最後で一気にスカッとするの素晴らしい(苦味があとに引きますが)
隣のチャンドラー家で起こった異常事態が、隣に住んでいる男の子デイヴィッド視点で展開されていきます。
元々ムナクソ小説っていう前情報があったり、地下室監禁とか暴力、レイプなどが凄いという話で読み始めたので、最初のほのぼのカントリーな雰囲気でスタートダッシュは微妙でした。
ただ、最初から出てくる人物(メグを除く。スーザン未登場)がデイヴィッド含めて、ろくな奴居ないなと思っていたんですが、最後にはデイヴィッド、メグ、スーザン以外が、本気でろくでもない人物になってました。
時代背景の都合ではあるんだろうけど、警官が役に立たないっていうのが、モヤモヤしてきますねぇ。
結局、スーザンとデイヴィッドは救われるけど、メグが救われないのが、悲しくてモヤモヤしますね。
地下の監禁がスタートしてからは、ホント一気に読みすすめるというか、没頭してしまいますね。
海外翻訳小説でよくある文章や文体の読みにくさがほぼ無いのが良いです。
面白かったけど、苦味が凄いです。