DAWN SLAVES 2 赤の刹那・純白の刻 / 令妃

レビューという名の感想文です。

U・Me SOFTの同名アダルトゲームのノベライズです。

奴隷を調教し人身売買などをしている男(寛人)の養子の息子(繁彰)が主役です。
主人公も奴隷調教を受けており、更に調教師としての調教も受けています。
調教を受けていたという話は、所々でちょろっと出てくるんですが、調教の締めの付近で寛人の秘書(樒)が絡んでくるところで詳細に語られます。

ロシア人母娘(オリガ、タチアナ)の2人を同時に調教するのが主人公の使命です。
が、情が移り愛してしまい…という感じです。

調教シーンはなかなか良いです。
官能小説的濡れ場ではなく、比較的に説明的表現なのが個人的には良いです。
メインはロシア人母娘ですが、館に住むメイド(ロゼッタ)や料理番の女の子(璃端)ともしますし、秘書の樒はボコボコにしちゃいます。

ヒロインは多分ロシア人母娘の母親(オリガ)の方ですね。
オリガと寛人は過去に因縁があったようで、それが原因で人買いに買われたという状態です。
そういう話を知ったり、調教を通じて、繁彰とオリガは惹かれあっていきます。最後に樒が邪魔してきますがね。
他の女の子たち(タチアナ、ロセッタ、璃端)も繁彰に惹かれているというのは、エロゲや美少女ゲームの基本ですね。

樒が絡むところ以外は悲惨なシーンは無く、過激なシーンがなかなか多いので、いい感じでした。

著者の令妃さんは長編小説が初めて(ライターさんは長い模様)らしいです。そのへんもあって、説明的表現が多かったのかもしれませんね。