- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1983/12
- メディア: 文庫
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仕掛人・藤枝梅安シリーズ初の長編です。
長編だけど、読みやすさは変わらず。
目次見た時、あれ?短編と思ったけど、単に短編の時のように項に別れてそれぞれにタイトルが付いてるだけでした。
今回は旗本の奥方を仕掛ける非常に難しいお話。
仕掛けを受ける前に、助けた青年がそこの次男坊で、いろいろと陰謀渦巻く感じです。
「起り」が意外なところなのかなと思ったら、特に関係なく。
そりゃ、ミステリーとはちがうから当たり前なんだろうけど。
白子屋菊右衛門が江戸に出張ってきたり、相変わらず十五郎は狙われていたりで、結構話が複雑に絡み合っていましたね。
毎度のことながら非常に面白い。
読みやすいのもあって、さくさく読み進められます。
彦次郎の家無くなっちゃったけど、どうするんだろうか。
梅安のところで下働きするとは言ってたけれども。