裁判狂時代 喜劇の法廷傍聴記 / 阿曽山大噴火

レビューという名の感想文です。


裁判マニアでそれをネタにしている、阿曽山大噴火の本です。
厳しい事件の裁判ではなく、ホッコリするというかニヤニヤするというか、そんな裁判の傍聴記です。
基本的には東京地裁の裁判の話で、一部陪審員裁判員の話、松本地裁などの地方地裁の話も掲載されています。
ドラマで見るような裁判ではなく、え?そこで脱線する?ちゃんと答えようよ?みたいな裁判ばかりです。
脱線するのも、被告だけじゃなく、検察官や弁護士、はては裁判官まで脱線しちゃったりするので、かなり楽しいです。
これを読んで、ちょっと裁判傍聴も面白そうだなぁとは思ったりしました。
時間とかいろいろ足りないですけどね。
有名事件関連だと、オウムの麻原、法の華三法行の福永法源の裁判の話も載っています。
宗教マニアでもあるようで、法の華のイベントに参加した時の話も載っていたりします。
単行本版からかなり追記されているようで、殆どの項に追記がありました。
単行本読んだ人でも、楽しめるのではないかなと思います。