天使のナイフ / 薬丸岳

天使のナイフ (講談社文庫)

天使のナイフ (講談社文庫)

レビューという名の感想文です。


非常に面白かったです。
少年事件を主題とした作品です。
事件を起こしたのはすべて未成年で、すべて少年法で守られました。
主人公の妻は四年前少年達に殺され、そのうち一人の少年が殺されたことから、主人公が少年たちについて調べていくと、さらにいろいろな事件が発覚という展開です。
端役であとで名前はちらっと出ても本人が出てこないなと思ったら、そこで出てくるか、そしてそれが事件の核心というところに非常にやられました。
終章前ですべての事件は解決してるんだろうと思ったら、更にもう一つっていうのがびっくりデス。
その最後で、非常にイラつくキャラの原因もわかりました。
犯人の予想はしてたんですが、まるっきり外れてしまいましたね。
想定外過ぎます。
本当に非常に面白かったです。