- 作者: 西澤保彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/09/01
- メディア: 新書
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超能力モノの本格パズルです。
ミステリーって、犯人は大体単独かチームなんですが、犯人複数でそれぞれ犯罪には絡んで無いっていう。
そして、事件の発端?である、超能力も主人公サイドにあって、実質犯罪とは関わらないという。
巻き込まれはするけども。
おかげで、想定外多数で面白かったです。
主人公サイド3人の三角関係も面白くてよいです。
能解さんの積極性は良いですね。
トリックらしいトリックは無かったんじゃないかしら。
記憶喪失だったり、証言が嘘だったりというパターンでしたし。
この作品は実際はシリーズ2作目になるみたいですが、一応単巻完結の様で特に読むのに支障はありませんでした。
主人公サイド3人の関係の馴れ初めなどは無くても概ねの解説も有りましたしね。
犯人当てのどんでん返しが非常に楽しかったです。