ニライカナイ 全6巻/ 岡田芽武

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レビューと言うなの感想文です。
珍しくコミックも入れてみます。


主な舞台は沖縄。
そして沖縄に元々居た人間が本当の日本人であるという話です。
で、岡田芽武作品なので、当然のようにアクションと超常現象はついてきます。
ペルー人が実は日本人の末裔だとか、インカ帝国の神様が日本に居た禍神を攻撃するとか、その禍神ニャルラトホテプだとか、スサノオを従えて這い寄る混沌に天叢雲をぶん回すとか。
個人的にはすげー楽しい話でした。
主人公だと思っていた女性が実はラスボスだったとか、主人公とヒロインは別の人だったとかってことにもびっくりしましたけども。
兎にも角にも熱いです。特に5巻と6巻。
乱空とホツマはある意味救われないけれど、世界は救われたというところでしょうか。
神話や宗教関連をごちゃまぜにしているけど、これはすごく良かったです。
神道、仏教、クトゥルー神話、日本神話あたりが主かな。
オールド・ワンも一応出てくるし、名前は出てなかったけど、ダゴンクトゥルーっぽいのも出てたし。
日本神話は天照大御神須佐之男、仏教は不動明王に八童子あたりが出てましたな。
ニライカナイそものでの物語が少なかったのと、白修羅な乱空の出番が少なかったのはちょっと残念でした。
いやしかし、ホント面白かったです。