死の泉 / 皆川博子

面白かったです。最初、ただの翻訳本の翻訳本?って感じだと思っていたんですが、一冊の本っていう設定を持った小説ってわけなんですね。『死の泉』のあとがきを読むと作中作なんだとやっと理解できますね。
視点が様々に変化していくのでついていくのが大変でした。そしてその量。文庫本クラスの文字で二段組の厚さ3センチの文庫本。文庫版買わなくて良かったなって感じですねw
東野圭吾の『むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)』の最後のようなどんでん返しでした。非常に良かったです。